私たちが生活の中で数多くの広告を目にしますが、そのほとんどが無意識のうちにみて、次の瞬間には忘れているということも多いと思います。
プロモーションを考える際に「目立たせる」「印象に残す」ことは至難の業であり、熟練したノウハウが必要なのです。
そんな中で、訴求効果が高いとして現在多くの企業様が採用しているのが「漫画」を使った広告です。
漫画広告を利用することで「疑似体験」「興味喚起」「商品理解」といった効果が期待され、実際に成功している例(事例にリンク)も多数存在します。
漫画広告の効果
効果① 疑似体験(印象に残る=記憶に残る)
残念ながら人間の脳は、記憶した直後から忘れていく仕組みになっています。
しかしどのように記憶したかによって忘れられにくい記憶があります。
それは「体験」した記憶です。
ただ広告を見てもらうだけでは「体験」にはなりません。
では、なぜ漫画は印象に残りやすいのか?
それはストーリーを読むことによって疑似体験をすることができるからです。
ただ、ここで大事なのは「感情を揺さぶるストーリー」であるということです。
笑いや悲しみ、共感や驚きというように、感情が動くことで人はその物語を疑似体験することができます。
逆に言えば漫画を使っても感情を揺さぶることができない場合は、記憶にも残りにくいということになってしまいます。
なので、漫画広告ではとにかく情報をつめこむのではなく、伝わるストーリーがとても重要になります。
今この記事を読んでいただいている皆様も、子供のころに読んだ漫画や見たアニメを今でも覚えている作品があると思います。きっとその作品は幼い皆様に「笑い」「感動」「驚き」「恐怖」などの感情を与えてくれた作品だったのではないでしょうか?
漫画広告の細かな表現は、商品やサービスを紹介するときにユーザーの悩みや課題、背景や経緯などをより親密に伝えられます。
そのため印象に残りやすく、ストーリーを組み立てて登場人物になった気持ちで漫画広告を見てもらうことで、購買意欲を引き出せます。
漫画の印象の強さと訴求力の強さは、広告との相性が非常に良いのです。
効果② 興味喚起(ちょっと見てみようかな)
漫画はエンターテイメントに近く、楽しむためのコンテンツとして認識されていることが多いです。広告色を感じさせない漫画広告は興味喚起させやすいものと言えるでしょう。
また、漫画は日本に根強い文化があり、老若男女問わず抵抗なく読むことができます。幅広いユーザーに興味喚起させやすく、広告との相性も抜群です。
漫画のインパクトはアイキャッチに強く、ちょっと見てみようかな。という気にさせてくれます。
自分がとても疲れている時や寝る前でも、目にとまった漫画をそのままなんとなく読んでしまった…というような経験をされたことがある方も少なくないと思います。
生活をしていく中で、面倒に思ったり、ストレスがかかったりすることを避けたいものです。
そんななか「広告」は絶対に理解しなくてはいけないものではなく、見る側が何を見て、何を理解するかを選べるものです。
なので「見て理解する」のが難しい、面倒と感じられてしまうと、その広告を見る人の数も減ってしまう可能性が高くなります。
文章だけで何かを理解しようとすると、文脈からその情景や形状、意図を読み解かねばならず、文章を正確に理解するために「考える」「想像を膨らませる」という手間が発生します。
漫画の場合は文字と絵を組み合わせることにより、文章の裏にある情景描写や意図を考えずに知ることができます。
漫画広告は、内容を読み解くというストレスが非常に少なく、興味喚起から読み始めるまでがスムーズに行われるのです。
効果③ 商品理解(内容を理解しやすい)
広告以外でも漫画で何かを説明している場面をよく見かけます。
例えば、「漫画でわかる●●」という書籍は子供からビジネスパーソンまで幅広い年齢に向けた数多くの書籍が発行されています。
私自身、家の本棚に何冊か漫画でわかるシリーズのビジネス書がありますし、小学生の時は好んで「漫画でわかる日本史」を読んでいました。
社会科の授業は特に好きってわけではありませんでしたが、日本史のテストはいつも良い点数がとれてうれしかったのを覚えています。
では、なぜ漫画は理解しやすいのでしょうか?
人間の脳は神経回路の約7割程度が、視覚からの情報処理に当てられるとされます。
しかし脳で処理しきれない情報は、源泉かけ流しの温泉のように、垂れ流しとなってしまっていると考えられているそうです。
つまり絵やイラストと文字が組み合わさっている漫画は情報処理が楽なため理解しやすい傾向が強くなります。
しかし、文章だけの場合、文字は瞬時に情報を処理することが難しいため、脳が疲れてしまい情報が処理しきれなくなり理解が難しくなってしまいます。
そのため同じ内容の学習でも、漫画なら集中して読み続けられても、テキストだけの文章になると脳が疲れてしまい集中力が続かなくなるという状況が生まれやすくなります。
これらは漫画広告にも同じで、情報処理を助けるために漫画を利用すると効果的に内容を理解しやすくなるのです。
漫画広告で効果の出やすい媒体紹介
漫画広告の媒体は、マス媒体・インターネット媒体・販促媒体に分けられます。
マス媒体
マスメディアと呼ばれる大衆媒体のことです。新聞、雑誌などが該当します。
漫画との相性も良く、新聞、雑誌などを手に取ってみても必ずと言っていいほど漫画が挿入されているかと思います。
ただし漫画は静的なものであるため、動的なテレビとは相性が悪い場合もあります。
漫画広告とテレビとの相性についての記事はこちら↓
インターネット媒体
ネット上のプラットフォームを介しての配信のことです。リスティング広告、ディスプレイ広告、アフィリエイト広告、動画広告、SNS広告などが該当します。
販促媒体
セールスプロモーションを展開する広告媒体のことです。交通広告や野外広告、DMや折り込みチラシなどが該当します。
どの広告媒体でも漫画広告は優秀な効果を実感できます。
また、配信の方法としても小さいながらも印象的なバナー、購買意欲までつなげられるLP、音声と動きでより優れた効果を期待できる動画など、媒体に適したものを選択することが可能です。
漫画広告で高い効果がでた事例
GR株式会社様:漫画動画クリエイティブでは他の動画の2倍のインプレッションになった事例
株式会社ボンビアルコン様:漫画導入→お問い合わせ、サンプル請求の件数が増加
circus株式会社様:漫画LP導入でCVRは3%→4.8%と高い数値に
漫画広告の効果まとめ
漫画広告は目にしない日がないくらいに多くの企業で活用されています。
効果を最大限に発揮するには、広告物が「どんな人をターゲットなのか?」「どのような特徴のある商材・サービスなのか」をしっかりと考えたうえでターゲットの感情を揺さぶるストーリーが重要です。
漫画を作成するには、漫画広告の制作会社への依頼が最もおすすめです。
漫画のシナリオ制作、マンガ家のアサインや進行管理など一般企業にはノウハウのない業務を代行することで、スムーズな進行が期待できます。
貴社に合った漫画広告を提案させていただきますので、興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
FAQ
- 漫画広告の効果にはどんなものがある?
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「目にとまる」「わかりやすい」「記憶に残る」「共感できる」といった効果があります。文章だけでは漫画のような効果は得られず、教育書の挿絵などにも頻繁に使用されるほどです。
また、これらの効果はどれも広告と相性が非常に良いことから、広告に漫画を使用することは効率的だとされています。 - 漫画広告で効果の出やすい媒体は?
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漫画広告は、マス媒体・インターネット媒体・販促媒体どれをとっても相性が良く効果が出やすいと言えます。
特にインターネット媒体においては多くの企業が利用することもあり、文字だけで戦うには厳しい時代です。やはり目を引く漫画広告のほうがクリック率は高かったり、コンバージョンに繋がり易かったりと優位性が垣間見れます。 - 漫画広告で高い効果の出た事例は?
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漫画広告を活用したことで、インプレッションやCVの増加といった成功事例があります。