- #広告漫画コラム
漫画動画のメリット・デメリットとは
漫画動画は、漫画の親しみやすさと動画の動的な表現を融合した「ハイブリッド型」コンテンツです。情報伝達力が高く、広告やオウンドメディアで効果的に活用できます。アニメ動画並みのインパクトを低コストで実現できる点も魅力で、多くの企業がプロモーションに採用しています。ただし、制作にはシナリオ、作画、声優手配、編集など多くの工程が必要で、進行管理の手間がかかる点はデメリットといえます。スムーズな制作体制が成功の鍵です。
目次
漫画動画とは?
漫画動画とは、漫画の表現に動画ならではの動きや音を加えたコンテンツのことです。漫画が持つ「疑似体験」「興味喚起」「商品理解のしやすさ」に、動画の「臨場感」「情報量」「手軽さ」が加わったハイブリッド型の表現手法といえます。
文章だけでは伝わりにくい内容も、キャラクターの会話や場面展開を通して描くことで、自然に理解へ導きやすくなります。さらに、漫画動画ならではのテンポ感や演出を加えることで、最後まで視聴されやすい構成を作れるのも大きな特長です。
そのため、商品・サービス紹介、採用広報、SNS広告、展示会コンテンツなど、幅広い用途で活用が広がっています。
なぜ漫画動画が増えているのか
最近様々な場所で目にする漫画動画ですが、なぜ増えてきているのでしょうか。制作会社なりに見解をまとめてみました。
①YouTubeなどの動画サイトとの相性の良さ
親しみやすい漫画に、動きやセリフを加えた漫画動画は、手軽に情報を理解できるうえ娯楽性も備えているため、動画サイトと非常に相性が良いコンテンツです。近年では、難しいビジネス書籍や雑学を漫画動画で解説するYouTuberも増えており、人気はさらに高まっています。コンテンツとしてだけでなく、プロモーション手法としても活用が広がっています。
YouTube広告は普段ならすぐにスキップしてしまうのに、漫画動画だとつい最後のほうまで見てしまった、という経験がある方も多いのではないでしょうか。漫画動画は、途中で離脱すると内容が分からなくなるため、続きが気になって視聴されやすい傾向があります。こうした視聴者心理により、他の広告形式と比べても興味・関心を引きやすく、結果として広告の視聴時間が伸びやすいと考えられます。
②コロナ禍によるクリエイティブの見直し
最近では、大手企業でも漫画やイラストを活用したプロモーションが増えています。コロナ禍では、撮影環境の制約や、有名人の起用がタイミング次第でリスクになり得る場面もありましたが、漫画などのコンテンツを使うことで、そうした不確定要素を避けやすくなりました。さらに、短期契約で高額になりやすい有名人起用と比べて、比較的安価に継続活用できる点も大きなメリットです。こうした背景から、従来のクリエイティブのあり方を見直し、漫画やイラストを取り入れる企業が増えていると考えられます。
漫画動画のメリット・デメリット
漫画動画はハイブリッド型と紹介させていただきましたが、もう少し掘り下げて解説していきます。
メリット・デメリットを理解して、活用方法を考えてみましょう。
【メリット1】理解促進効果が高い(優れた情報伝達力)
漫画動画の最大の強みは、情報を「物語」として伝えられる点にあります。文章や実写による説明では抽象的になりやすい無形商材や専門サービスでも、
- 課題の提示
- 解決策の提示
- 導入後の変化
という流れを視覚的に整理して見せることができます。
また、静止画の漫画よりも視線誘導やテンポを設計しやすく、アニメほど動きに意識を奪われないため、情報理解に集中しやすいのも特長です。
単なる説明ではなく、「体験」として理解してもらえることが、漫画動画の本質的なメリットと言えるでしょう。
【メリット2】視聴完了率が高い
実写広告は「広告らしさ」が強く出ると、途中で離脱されやすい傾向があります。一方で漫画動画は、コンテンツとして自然に受け入れられやすく、続きを見たくなる構造を作りやすいのが特長です。コマ展開やキャラクター同士の会話によってテンポが生まれ、視聴者を物語の中へ引き込みます。SNS広告や動画広告において重要な指標である「視聴維持率」を高めやすい点は、プロモーション用途で大きな強みです。
【メリット3】ブランドの世界観を構築しやすい
オリジナルキャラクターを設計できることは、長期的なブランディングにおいて非常に重要です。実写動画は出演者や時代背景に左右されますが、漫画動画なら企業の価値観を反映したキャラクターを継続的に活用できます。シリーズ化や二次利用もしやすく、ブランド資産として蓄積していける点が大きな特長です。
【メリット4】コストパフォーマンスが高い
実写撮影では、ロケ費や出演費、再撮影リスクなどが発生します。一方、フルアニメーションは制作工数が大きくなりやすい手法です。漫画動画は静止画ベースで必要な部分だけを動かすため、制作負担と表現力のバランスに優れています。さらに、セリフ修正や一部差し替えにも柔軟に対応しやすく、長期運用にも向いています。
【デメリット】制作工程が多く、設計力が求められる
漫画動画はコスト効率に優れる一方で、
- シナリオ制作
- 漫画制作
- 声優アサイン
- 音声収録
- 動画編集
といったように、工程が多岐にわたります。
そのため、質の高い漫画動画を制作するには、構成力と進行管理が非常に重要です。単にイラストを動かせば成立するわけではなく、「何を、どの順番で、どう伝えるか」という設計が成果を大きく左右します。
漫画動画の形式
漫画動画にも、コマ送りとフルサイズの2つの形式があり、活用用途や予算に合わせて制作することをおすすめしております。それぞれの特徴について述べていきます。
コマ送り形式
既存の1ページ5〜6コマ程度の通常の漫画を、コマごとに展開して動画化する形式です。二次利用として活用されるケースが多く、さまざまな場面で利用しやすい手法です。比較的安価に制作できる一方で、コマによっては縦長だったり小さかったりするため、動画化した際に不自然さが生じる場合があります。必要に応じて加筆対応も可能ですので、その都度ご相談ください。
フルサイズ形式
最初から動画用に漫画を制作し、1枚ごとのカットを展開していく形式です。コマ送り形式に比べて不自然さが少なく、漫画動画ならではのメリットをより効果的に発揮できます。一方で、各カットごとに新たに制作が必要となるため、コマ送り動画と比べるとコストはやや高くなる傾向があります。
漫画動画の作り方
フーモアでは漫画動画の制作がワンストップで可能です。また、まずは漫画のみ制作して、それを二次利用して後々動画にすることもできます。反響次第で動画化など、柔軟にご対応させていただきますのでお気軽にご相談ください。
下記漫画動画を制作する場合のフローです。
STEP1:シナリオ制作
伝えたいテーマに沿って、登場人物や展開などを決めていきます。物語の根幹となる重要な部分になるため、密に連携を取りながらシナリオを制作します。
STEP2:漫画制作
シナリオをもとにラフを制作して、大まかなコマ割りとセリフを形にしていきます。細かい修正はラフの段階で詰め、問題が無ければ仕上げ着色にうつります。
STEP3:声優のアサイン
漫画に合う声優をアサインし、スタジオで音声収録をします。漫画動画を制作する上で、クオリティ面の大きなウェイトを占めますので、念入りに行います。動画の活用用途によっては、声優を活用しない場合もあるので活用目的を明確にした上で声優アサインの有無を決めましょう。
STEP4:動画編集
音声が入った漫画動画にアニメーション効果を加え、インパクトをつけていきます。問題が無く納得のいくクオリティまで仕上がれば、無事納品となります。
FAQ
なぜ漫画動画が増えているのか?
漫画動画が増加している理由は、YouTubeなどの動画プラットフォームとの相性の良さと、コロナ禍によるクリエイティブ手法の変化です。親しみやすい漫画に動きやセリフを加えることで情報が伝わりやすく、視聴者の関心を引きます。また、漫画動画は広告スキップを減らし、視聴時間を伸ばす効果があるとされています。さらに、コロナ禍で撮影の制約が増える中、漫画やイラストを用いることで効率的かつリスクの低いプロモーションが可能になりました。
漫画動画の特徴は?
漫画動画の特徴は、漫画の親近感と動画の視覚的インパクトを組み合わせた高い情報伝達力を持つ点です。広告やオウンドメディアで効果的に活用でき、低コストで高品質な制作が可能なため、プロモーションでの活用が増えています。一方で、シナリオ制作や動画編集、声優の手配など多くの工程が必要で、進行管理に手間がかかる点がデメリットです。

