- #広告漫画コラム
漫画とチラシは相性抜群!?販促効果の検証と効率アップのコツを解説!
チラシは、情報を迅速かつ効果的に伝えるためのツールとして広く活用されていますが、漫画を取り入れることでその効果は飛躍的に向上します。視覚的なインパクトや親しみやすさを活かし、読者の興味を引きつける漫画チラシは、購買行動モデルの各段階をスムーズに進める力を持っています。本記事では、漫画チラシが注目される理由やその活用法、成功事例を詳しく解説します。
チラシとは、主に宣伝を目的として配布される1枚ものの印刷物を指します。多くのチラシは、消費者の購買行動を予測するAIDMAモデル(認知→興味→欲求→記憶→行動)に基づいて制作され、その効果が期待されています。
この全てのプロセスにおいて、漫画チラシはテキストのみのチラシに比べて高い効果を発揮する可能性があり、本記事ではその理由や漫画チラシがもたらすメリット、さらに販促効果を高めるためのポイントについて解説します。
目次
漫画とチラシの相性が抜群な理由
「以下のチラシのどちらに興味を持ちますか?」
と尋ねると、多くの方が漫画チラシを選ぶ傾向にあります。なぜ漫画が選ばれるのか、その理由は人それぞれですが漫画チラシが選ばれやすい理由を解説します。
漫画とチラシが相性抜群と言われるのは、視覚的なインパクトとストーリーによる相乗効果を生み出せる点にあります。漫画は親しみやすい表現方法であり、老若男女問わず幅広い年齢層にアピールできるため、多くの場面で高い効果を発揮します。
文字では伝わりにくいサービス内容や商品情報も、漫画を活用すれば直感的に理解してもらいやすくなります。
また、購買行動モデルである「認知・興味・検索・行動・共有」において、漫画は認知の段階で強い印象を与え、ストーリーで興味関心を引き付けることが可能です。さらに、画像優位性効果(=画像を見て覚えたものは記憶しやすい傾向がみられる)により、漫画のビジュアルは記憶にも残りやすい特徴があります。
これらの特性により、漫画チラシは認知から欲求につながり記憶に定着します。最終的には行動(購買)へ進みAIDMAが完結します。
実際に漫画を使ってチラシの販促効果を測定してみた!
漫画制作を依頼されたお客様の一例をご紹介します。
SBSロジコム株式会社様のプロモーションに漫画を取り入れたチラシを制作しました。
SBSロジコム様は事業の幅が広く、分かりやすく説明することが課題でしたが、漫画チラシを導入したことで会社説明がわかりやすくなりました。社内でも「説明の苦労が減った」と好評を得ており、展示会では来場者から「わかりやすい」という高評価の声が多数寄せられました。
▼SBSロジコム様のお声はこちら
フーモアでも漫画バナーとテキストバナー、どちらのクリック率が高いかを検証してみました!
結論、CTR(クリック率)は30%上昇しました!その時の変動数値を公開した記事をご紹介します。
1分間に処理できる情報量は、文字よりも画像の方が約2倍多い!
チラシは限られたスペース内で、瞬で注目を引き限られたスペースで必要な情報を的確に伝えるという、まさに短期決戦の媒体です。WEBサイトやLPのように膨大な情報を詰め込めない分、視覚的な要素がカギを握ります。
人間が1分間に処理できる情報量は、文字よりも画像の方が約2倍多いと言われ、視覚的なインパクトを通じて短時間で情報を伝える力に優れています。この点を活かすことで、文字だけでは伝えきれないサービスや商品の特徴を直感的に理解してもらうことが可能です。
次に、文字と画像の情報伝達能力を比較し、その効果を探ります。
文字
画像
緑色のハイカットスニーカー。このスニーカーは、「Converse All Star」のロゴがサイドに付いているデザインで、キャンバス素材のアッパー部分と白いラバーソールが特徴的です。靴底は厚みがあり、アウトソールにはブラウンカラーの滑り止めパターンが施されています。靴紐は白で、ハトメが金属製です。靴の後ろにはハイカット部分と同じ色のプルストラップがついています。全体的にスタイリッシュでカジュアルな印象を与えるデザインです。(199文字)
文字情報だけでは、何を伝えたいのかが伝わりにくく、多くの人が読むのを途中で諦めてしまう、または靴を想像し辛かったりしたのではないでしょうか?
文字で靴のデザインを説明する場合、その形状やロゴの位置、色、サイズ、角度など、詳細をすべて正確に記述しようとすると膨大な説明が必要になりますが、それでも読み手によって解釈が異なる可能性があります。
一方、画像ならどうでしょうか。ハトメやプルストラップなど聞きなれない単語では理解できない方も多いですが、画像を見れば単語を知らなくてもデザインや特徴がわかります。
たった一枚の画像を見るだけで、文字では伝えきれない情報が瞬時に伝わり、靴の形状やデザイン、ロゴの配置まで、一目で直感的に理解することができます。このように、画像は文字以上の情報を短時間で伝達できる強力なツールであり、200文字以上の情報量を一瞬で提供できる点が大きな利点です。視覚的な情報は、説明の壁を取り払い、より多くの人に正確に伝わる手段として非常に有効です。
漫画をチラシに挿入することで得られる販促効果
次に、漫画をチラシに活用した際に期待できる販促効果について解説します。先ほど触れた「画像の情報量が文字を大きく上回る」という点を踏まえると、漫画を取り入れることでどのような効果が得られるのか、その可能性にご注目ください。
疑似体験
そのサービスを主人公が代わりに体験することで、読者に疑似体験してもらうことができます。
届けたい(読んでもらいたい)ターゲットに近いペルソナを主人公にすれば、実際にサービスを利用した前後のイメージが湧きやすくなることでしょう。
興味喚起
漫画自体が娯楽に近いため、手に取ってもらいやすい、クリックしてもらいやすい、というように、ついつい見てしまうコンテンツといえます。
必ずしも現実に即したものである必要もないので、おもしろい設定や世界観のストーリーでインパクトを出せれば、広告であることを忘れて最後まで読んでもらうことができ、離脱率の低下が見込めます。
他にも、画像特有のメリットとして「記憶に残りやすい」や「省スペースで多くの情報量がある」などもあげられます。
商品理解
文字だけでは伝えにくい商品の特徴やサービスの流れを、漫画を使えばわかりやすく説明できます。
例えば、新しいサービスを紹介する場合、漫画でユーザーの悩みを描き、その解決策として自社の商品を提示するストーリーを描けば、具体的なイメージが湧きやすくなります。
漫画チラシの販促効果をアップさせるコツ!
漫画チラシを成功させるには、戦略的なアプローチが必要です。以下では、漫画チラシ制作に効果的なコツを解説します。
1.マーケティングリサーチ
リサーチなしでは漫画チラシを有効に活用することはできません。商品やサービスが解決する悩みや目的を把握し、ターゲット層を明確にすることで、漫画の方向性を適切に定められます。
2.ターゲットを明確にする
どのような悩みや課題をもった消費者にアプローチするためのチラシなのかを明確にすることで、漫画の内容やトーンを適切に調整できます。ターゲット層に共感してもらえる絵柄・カラー・コマ割り・ストーリー、デザインなどを意識します。
3.短くわかりやすいストーリーを作る
チラシの限られたスペース内で効果的な情報伝達を行うために、ストーリーはシンプルかつ明確にまとめましょう。
商品やサービスの解説を含めた4コマ漫画や1ページ漫画が効果的です。これにより、短いスペースでも要点をわかりやすく伝えることができます。しかし、競合他社との比較や料金、優位性なども盛り込む場合、限られたスペースでは情報過多になる可能性があります。そのため、漫画要素を必要以上に詰め込むことは避け、シンプルで的確な内容に絞ることが大切です。
4.キャラクターを活用する
親しみやすいキャラクターを作り、商品やサービスの特徴をキャラクターに語らせることで、読者に伝わりやすくなります。
企業キャラクターが既に存在する場合には積極的に登場させることで認知度向上にもつながります
5.カラー漫画を活用する
カラー漫画は視覚的なインパクトが強いため、できる限りフルカラー漫画で制作することをおすすめします。あえて全体をモノクロで整えて、強調したいポイントだけをカラーにする方法も有効です。
ターゲット層によって好みの配色も異なってくるのでカラーコーディネートには十分に注意しましょう。
6.適切なサイズと配置
漫画チラシは、スペースの制約と文字情報とのバランスが重要です。無理に目立たせなくても漫画自体のアイキャッチ効果で十分に視線を引き付けられます。ただし、配置によっては情報伝達の効率を下げてしまう可能性もあるため、全体のレイアウトを慎重に検討する必要があります。
この試行錯誤には時間がかかる場合もありますが、経験豊富な漫画制作のプロに依頼することで、効率的に漫画チラシ制作を進められます。
7.消費者の共感を得るストーリー作り
消費者の日常や悩みに寄り添った親近感のあるストーリーは、感情移入を促すために非常に効果的です。男性向けの商材と女性向けの商材、若者向けと中高年向けではストーリーとテイストや絵柄も大きく変わってきます。
ターゲットとなる消費者を明確にし、その属性に合ったストーリーを丁寧に構築することで、より多くの共感を得られるチラシが完成します。
8.具体的なメリットを強調する
漫画内で商品やサービスの具体的な利点や特徴をわかりやすく描くことで、読者にその価値を伝えやすくなります。具体的な使用例や体験談をストーリーに取り入れると、さらに効果的です。ただし、漫画は読みやすい一方で、過剰な表現をすると信頼性を損なうリスクがあります。消費者の視点に立ち、実際に漫画チラシを見た際の印象や信頼感を重視した表現を心掛けることが重要視しましょう。
9.QRコードや特典を組み込む
漫画のストーリーの一部として、QRコードや割引クーポンを自然に組み込むことで、読者の行動を促進する効果が期待できます。特に「続きが気になる!」と感じさせるような誘導要素を設けることで、ウェブサイトや店舗へのアクセスにつなげやすくなり、効果的な販促ツールとなります。
10.適切な配布エリアとタイミングを選ぶ
漫画チラシの効果を最大化するには、ターゲット層が多く集まる場所や時間を見極めて配布することが重要です。単に人通りが多い場所で配布しても、ターゲット層の割合が低ければ効果は薄くなります。一方で、ターゲット層の多いエリアでも母数が少なければ配布枚数が不足する可能性があります。適切な配布計画を立て、効率的にターゲットへ届けることが成果を高めるポイントです。
11.フィードバックを活用する
漫画チラシを見て何かしらの行動を起こした消費者からの意見を活用することで、漫画の内容やデザインの改善が可能です。同じ商品であっても、配布時期やトレンド、場所に応じた最適化が必要です。フィードバックを基にABテストを実施し、効果的な要素を特定することで、次回以降の漫画チラシの成果をさらに高めることができます。
まとめ
漫画とチラシの組み合わせは、視覚的なインパクトと親しみやすさを活かし、効果的な販促手法として注目されています。漫画を活用することで、読者の興味を引きつけ、購買意欲を高めるだけでなく、リピート率の向上や新たなターゲット層の開拓も期待できます。
多くの企業がこの手法を取り入れており、フーモアでも漫画制作の依頼が年々増加しています。過去の成功例や制作ノウハウを活用し、効果的な漫画チラシを作成して、その販促効果をぜひ体感してください。
FAQ
漫画とチラシの相性が抜群な理由は?
漫画とチラシは視覚的なインパクトとストーリー性で相乗効果を発揮します。親しみやすい表現が幅広い年齢層に訴求し、サービスや商品の情報を直感的に伝えられます。また、強い印象と記憶に残りやすいビジュアルが認知から購買行動まで効果的に導き、AIDMAモデルを完結できるからです。
文字よりも漫画の方が効果的な理由は?
文字よりも画像が効果的なのは、視覚的インパクトで瞬時に情報を伝え、理解しやすいためです。画像は文字の約2倍の情報量を短時間で処理でき、サービスや商品の特徴を直感的に表現します。これにより、多くの人に正確に伝わりやすくなります。