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国分グループ本社株式会社
社内外に浸透させるサステナビリティ漫画


国分グループは、300余年の歴史を持つ、食品卸売業を中心に展開する企業です。全国に広がるネットワークを活かし、メーカーと小売業をつなぐ中間流通機能を担っています。食を通じて、世界の人々の幸せと笑顔を創造することを使命としています。 長い歴史の中で、それそれの時代に合わせた仕事を通して、サステナビリティを形にしてきましたが、今回は改めて社内外へ国分グループが考えるサステナビリティの考え方や事例を発信するため、漫画制作を依頼しました。
フーモアを知ったきっかけ
中山さん:ネット検索でフーモアさんのホームページを見つけて、お問い合わせしました。前の部署でも漫画制作を依頼した経験があり、漫画は啓発活動にとても良いツールだと感じていたんです。今回のサステナビリティ啓発にも、ぜひ漫画を活用したいと考えていました。
ホームページを見た際、今風の絵柄で描かれた漫画事例が載っていて、これなら若い世代にも伝わる漫画が作れるのではと思い、依頼を決めました。それに今回は4部構成の漫画を作りたかったので、登録作家さんの数が多いフーモアさんなら、選択肢も広がると感じたのも大きなポイントでした。
ストーリーがまだ漠然とした状態で依頼したので、正直、どんな仕上がりになるのか少し不安もあったんですが、フーモアさんが制作してくれた漫画は、伝えたいポイントがきれいにまとまっていて驚きました。ストーリーもシナリオも、漫画ならではの良さがバシっと決まっていたので、本当にありがたかったです。
フーモア:ありがとうございます。当社には1,200名以上の登録作家が在籍していますので、ご要望に合わせた漫画家をご提案でき、制作にご満足いただけてとても嬉しいです!
漫画で解決したかった課題
木戸さん:2020年から「SDGsステートメント」と6つの「マテリアリティ」を発表し、サステナビリティマネジメントをスタートしたのですが、なかなか社員への浸透が進まないことが課題になっていました。もっと身近に感じてもらいたいという思いがあり、漫画を使えば社員にも興味を持ってもらえるのではないかと考え、フーモアさんにご相談しました。
フーモア:なかなか社員に訴求できていなかったというお話ですが、それ以前はどのような形で展開されていたのですか?
木戸さん:主にeラーニングや研修を実施していました。ただ、eラーニングは年1回の実施ですし、研修も全社員が参加できるわけではないので、どうしても会社全体に浸透しきれず、社員一人ひとりが「自分ごと化」できていないと感じていました。
フーモア:年に1回の研修だけだと、なかなか定着までは難しいですよね。今回、漫画冊子にしたことで、社員一人ひとりの目に触れる機会を増やすことを期待したのでしょうか?
木戸さん:はい、そのとおりです。テーマ自体がどうしても堅い内容なので、資料として配ってもなかなか読んでもらえません。漫画にすることで、「見てみたいな」と思ってもらえるよう意識しました。
この漫画は冊子にして印刷したほか、イントラネットや自社サイトにも掲載し、社員が自然と目にする機会を増やしています。また、社内向けだけでなく、展示会で紹介や配布するなど活用しています。

SDGsとサステナビリティの漫画について
フーモア:今回制作した冊子では、1作目が「SDGsステートメント」と「6つのマテリアリティ」をテーマにし、残りの3本は実際のサステナビリティに関わる取り組み事例を漫画化されていますよね。この構成にされた理由は何だったのでしょうか?
木戸さん:先ほどお話ししたように、社内への浸透がまだ十分ではなかったため、まずは言葉の意味をしっかり理解してもらうパートが必要だと考えました。
フーモア:1作目のパート、可愛いキャラクターがサステナビリティとSDGsの違いを分かりやすく解説していて、私自身もとても勉強になりました。
木戸さん:ありがとうございます。実は、あのオリジナルキャラクター「マテリィ」が社内外から「かわいい!」と予想以上の反響をいただきまして。まさかキャラクターに注目が集まるとは思っていなかったので、嬉しい驚きでした。社内でも「どのマテリィが好き?」と話題になるなど、盛り上がりましたね。
フーモア:打ち合わせの段階では、当初マテリィ1体で展開する予定だったのですが、最終的にマテリアリティごとにキャラクターを作ることになり、個性豊かな7つのキャラクターが誕生しました。だからこそ、キャラクターに人気が出たというお話は本当にうれしいです!

取り組み事例の漫画化にあたって



木戸さん:2022年から毎年、サステナビリティレポートを発行しておりますが、今回のマンガは2024年のレポートの中から、サステナビリティへの理解を深めるきっかけになるような事例を選び、3本を漫画化していただきました。選定にあたっては、好事例であることに加え、担当者の想いがしっかり込められていて、ストーリー性を感じられるものを重視しました。
フーモア:担当者の想いや経緯を文字だけで伝えるのは難しいという声をよく伺います。漫画化する事例の選定に、担当者の想いの強さを重視されたのは素晴らしいですね。
木戸さん:漫画化の提案をすると、実際の担当者は「えっ、本当にいいんですか?」と驚かれることが多かったです。それでも「協力できるならぜひ」と前向きなコメントをもらえました。今回の漫画では、取り組みを行った担当者も漫画の中に登場してもらったので、制作時には担当者にも協議に加わってもらいました。
蓮田さん:事例1本目の「スダチの活用」をテーマにした漫画では、登場いただいた企業の方にも完成版をお見せしたところ好評でした。
フーモア:自分が漫画の主人公になる機会はなかなかないので、驚かれる方も多いですよね。今回の漫画は、実際の担当者にも協議に加わっていただいたことで、さきほどお話に出た「担当者の想い」がしっかり反映された仕上がりになったのだと思います。
漫画の活用方法

フーモア:先ほどもお話に出ましたが、今回の漫画はイントラネットへの掲載、自社サイトへの掲載、そして展示会での紹介・冊子配布と、幅広く活用されていますよね。実際に、何か効果は見えてきましたか?
蓮田さん:はい。イントラネットでの公開や、eラーニングを通じて、社員の目に何度も触れる環境をつくることができました。さらに、いただいたデータを活用して漫画を動画化し、1本ずつイントラネットに公開していますが、各動画あたり200〜300PVの閲覧数が確認できています。
社内では、イントラネットを見る層と社内SNSを見る層が少し分かれているので、どちらかで必ず目にしてもらえるよう意識して配信しています。社内SNSでは「自分も漫画に取り上げられるようになりたい!」というポジティブなコメントの投稿もありました。
フーモア:他社さんでも、取り組みを漫画化すると「次は自分も漫画に登場したい!」と、仕事へのモチベーションが上がるケースがあります。漫画化によって社員の意欲が高まるのは本当に素敵ですね。
福田さん:そうですね。社内の活用としてグループ会社などへ冊子を配布し、新入社員研修などで活用しています。社外の活用としては、お持ち帰りいただくことを想定して、商談ルームやリフレッシュルームなど、社内4か所に設置しました。また、展示会でも配布しており、合計で1,000部以上を配布しています。
今回が初めての取り組みでしたが、文字ばかりのパンフレットに比べ、漫画のほうがポップで手に取っていただける率が高い印象ですね。
木戸さん:商談ルームに置いている漫画は、お客さまが商談前に気軽に読めるコンテンツとして好評です。気が付けば残りが少なくなっており、慌てて補充することもありました。
中山さん:実際、こちらから案内していなくても「漫画読みましたよ」とお声がけいただくことがあり、社外の方からの反応もとても良いと感じています。
木戸さん:漫画は会話のきっかけにもなりやすく、こちらから説明もしやすいので、営業担当者が商談時にお客さまへ手渡しするケースも増えています。
フーモア:社内外のたくさんの方に漫画を読んでいただけているのは、本当に嬉しいですね!
フーモアの漫画制作について

福田さん:私は入社1年目でこの漫画制作に携わりました。当初はサステナビリティについての理解が浅かったため、まずはレポートをじっくり読み込みました。内容が充実していたので理解するには少し時間がかかりましたが、その分、漫画になったことでより直感的に捉えやすくなり、ぐっと読みやすくなったと感じています。同僚からも「漫画、いいね!」と好評でしたよ。
木戸さん:私にとっても、漫画制作に関わるのは初めてだったので、タイトなスケジュールの中で進めなければならないことに正直とても不安を感じていました。でも、フーモアさんと電話やメールで密にコミュニケーションを取りながら進められたことで、わかりやすい漫画に仕上げることができたと思っています。
社内からも「次はいつ漫画作るんですか?」「次は私も載りたいです!」といった声が上がり、本当に作ってよかったと実感しています。
蓮田さん:漫画制作を通して、登場出演していただいた方々にも良い施策だったと感じています。当初は登場予定の社員 、事例に携わった担当者とだけ打ち合わせをしていましたが、担当者から「関わっていた部署の人たちの意見も取り入れたい」という声が上がり、部署内でのコミュニケーションが広がったんです。漫画で伝えたい部分についても、チーム内で意見を出し合いながら整理できたので、「自分たちが何を目指しているのか」を再確認する良い機会になったようでした。
中山さん:今回の漫画制作は、社外、社内、我々、全員に良い影響を与えた施策だったと思います。社外向けには、私たちの取り組みをしっかり理解していただくきっかけになりましたし、「漫画を使った啓発」という新しいチャレンジもできました。
社内向けにも効果は大きく、今までの事例紹介では、結果についてスポットがあたりがちでした。社員一人ひとりにプロセス・ストーリーはあるものの、それが表に出ることは少なく、なかなか伝わりづらい、共感されづらいという課題がありました。今回、漫画化したことでそれが伝わり、社員のやりがいや自信にもつながったと感じています。
さらに、私たちサステナビリティ推進部にとっても、非常に意義深い取り組みでした。サステナビリティの分野は成果が形として残ることが少なく、達成感が得られにくいのですが、こうして形に残るコンテンツを作れたことは本当に喜ばしいです。
フーモア:社内外のコミュニケーション活性化や、伝わりづらかったサステナビリティの認知啓発が、漫画を通じて実現できたとのこと、本当にうれしく思います。本日はありがとうございました!
会社名 | 国分グループ本社株式会社 |
国分グループのコーポレートサイト「サステナビリティ」ページ | https://www.kokubu.co.jp/sustainability/ |
サステナビリティレポート | https://www.kokubu.co.jp/sustainability/report/ |