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日本郵便株式会社関東支社

漫画を通じて17,000人以上の社員に伝えた会社の3つの軸

漫画を通じて17,000人以上の社員に伝えた会社の3つの軸
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日本郵便株式会社は、郵便・物流事業、金融窓口事業および国際物流事業を営んでいます。関東支社郵便・物流営業部では、個人や中・小規模事業所向けにゆうパックのサービス向上を図るとともに、外務社員の営業力強化にも力を入れています。関東支社では、2023年度から関東支社内の優れた営業取組を紹介する漫画を制作し、2024年度には社員育成を目的とした漫画を作成しました。今回は、自社情報紙に掲載する啓蒙漫画の制作を依頼しました。

フーモアを知ったきっかけ

左:佐藤さん 右:黒川さん

黒川さん:前任の担当者が展示会で情報収集を行い、フーモアさんと名刺交換をしたことがきっかけでした。

「中小口営業担当」が立ち上がった際、自社の情報紙を読む人と読まない人がはっきり分かれていました。そういった人達に読んでもらうためにはどうしたらいいかと考えたとき、朝刊新聞の漫画を多くの人が読むことから、「漫画なら読んでもらえる」と思い至りました。

私の所属が営業部ということもあり、面白いコンテンツを作れる環境にあったのでフーモアさんに制作を依頼することにしたんです。

フーモア:黒川さんは普段から漫画を読まれますか?

黒川さん:はい。私自身も漫画を読みますし、子どもの反応も非常に良いですね。歴史の教科書よりも歴史漫画の方を好んで読んでおり、漫画を通じて学習することが多いです。そのため、今回の漫画制作でも効果が出ると期待していました。

外務社員の育成漫画について

フーモア:今回、外務社員の育成を目的とした漫画を3本作成しましたが、制作に至った経緯を教えてください。

佐藤さん:2024年度に「人材育成(マネジメントの強化)」「既存顧客の維持・拡大」「新規顧客の獲得」の漫画は3つの軸を掲げ、これらの目的を達成できるような漫画を制作していただきました。

1本目の「マネジメントの強化」の漫画は、社員の皆さんに「こうあるべきだ」という姿を表現した内容で、局長、外務社員を含めすべての社員に読んでほしいテーマにしました。

2本目の「既存顧客の維持・拡大」の漫画は、お客さまと契約した後のフォローが十分ではないという課題があったため、このテーマを選定しました。本来であれば、契約後もこまめにお客さまのフォローを行い、出荷を継続していただけるようにしなければなりません。その啓蒙をするためにこのテーマで制作しました。

3本目の「新規顧客の獲得」の漫画は、2本目の既存顧客のフォローと同時並行で行わなければならない施策なので、新規開拓はどうしたらいいのか、というテーマで制作しています。

今年度の営業取組み漫画の反響

黒川さん:この漫画はイントラネットに掲載しています。掲載後、各局を訪れると漫画に出ていましたよね」「漫画を読みました」と社員から声をかけられるようになりました。

外務社員には印刷して配布していますが、興味を持って読んでもらえ、「内容がわかりやすかったです」という感想をいただきました。単純ですが、一番うれしかったコメントですね。

フーモア:漫画をきっかけに会話が生まれていて素敵ですね。非常に重要なテーマでありながら、この内容を文字にすると長文になり、小難しくなってしまいます。漫画化することで、親しみやすく、読みやすくなりますね。

黒川さん:そうなんです。この内容を文字にしてしまうと、うっ…となってしまうので、漫画にしたことで良くなりました。この3本軸は、今後5年、10年と変わらない軸になるので、バイブルとしてずっと使い続けることができると思います。

フーモアの漫画制作について

フーモア:漫画制作をご依頼いただきましたが、シナリオのクオリティやディレクターの対応はいかがでしたか?

佐藤さん:対応が非常に迅速でした。通常、シナリオの大枠は私たちで考えていましたが、忙しい時期には概要だけをフーモアさんにお伝えすることもありました。その際も、こちらの意図を汲んだシナリオをすぐに返していただき、対応力の高さを感じました。

フーモア:今回は佐藤さんが女神役として漫画内に登場し、物語が進行しましたが、このアイデアは佐藤さんからの提案だったのですか?

佐藤さん:はい、そうです。導入部分にナレーションが欲しかったので、女神を登場させて進行する構成をお願いしました。制作中に髪を切ったのですが、その変化もネタとして漫画に反映してもらったんですよ。

佐藤さんの髪型も再現

黒川さん:当初はマスコットキャラクターの登場も考えましたが、最終的に女神として登場することになりました。

フーモア:今回の漫画では実際の社員の方々が登場されていますが、社内の反響はいかがでしたか?

佐藤さん:社内では「似てる似てる!」と大いに盛り上がりました。

漫画制作の評価、感想

左:佐藤さん 右:黒川さん

佐藤さん「やってよかった」という感想です。フーモアさんは親身に対応してくださり、良い作品を作ってくださいました。通常、イントラネットに掲載しても情報量が多いため自分の部署の情報しか見ない社員が多いのですが、他の部署の方からも「漫画見たよ」「どうやって作ったの?」と話が広がりました。制作した漫画は、外務社員だけでなく内務社員の方々にも好評でした。

黒川さん:一言で言うと「漫画を作ってよかった」です。さらに、フーモアさんにお願いできて本当によかったと思っています。すべてお任せでき、とても助かりましたよ。

しかし、漫画にすることでどれくらいの費用対効果があるのか不安もありました。やってみないとわからない部分もあり、会社の決裁をとるのは苦労しました。しかし、どんな形であれ、社員全員の気持ちを変えるのは非常に難しく相当な費用がかかります。その点、今回の漫画による意識変化のきっかけ作りは、費用対効果で言うと安いと感じています。

全国の外務社員が約12万人いる中で、漫画が嫌いな方はいないと思います。なので、もっと他の支社も取り入れればいいと思っています。

今後やりたいこと

黒川さん:予算の制約はありますが、可能な限り継続していきたいと考えています。特に、業務マニュアルの漫画化にも挑戦したいですね。当社のマニュアルは細分化されており、読むのが難しく感じられることが多いんです。そのため、新入社員でも初日から理解しやすい営業マニュアルの基礎を漫画化するのもいいなと思ってます。

また、昨年実施した各局の優れた営業取組を漫画化するシリーズもまたやりたいです。実際、「あの漫画に出演したいから頑張って取り組んでいます!どうすれば出られますか?」という声も届いているんですよ。漫画に登場したいという気持ちから仕事に励んでくれるのは嬉しいですね。

フーモア:社員のモチベーション向上だけでなく、各局の優れた営業取組を周知し、ノウハウの共有にもつながりますね。社員の写真取材は敬遠されがちですが、漫画化となると喜ばれる方が多いので、弊社でもおすすめしています。

本日は貴重なお時間をありがとうございました!


会社名日本郵便株式会社