- #漫画動画
ブリヂストンサイクル株式会社
自転車の交通安全啓発漫画動画を講習・展示会・自治体で活用
ブリヂストンサイクル株式会社は自転車や電動アシスト自転車、ヘルメットや空気入れなどの自転車関連商品の製造・販売を行っています。今回は自転車の交通安全啓発を目的とした漫画動画の制作を依頼しました。
漫画動画制作のきっかけと解決したかった課題
飯島さん:私たちは世代別・ライフステージ別に自転車の交通安全啓発活動を行っています。その中でも、自転車通学をする中高生に対して、交通ルールをどのように分かりやすく伝えるかが課題でした。特に群馬県は、通学者1万人当たりの自転車事故件数が11年連続で全国ワースト1位となっており、「どうすれば自転車事故を減らせるのか」を考えていました。
フーモア:弊社を知っていただいたきっかけは展示会での名刺交換でしたが、その時点ですでに漫画動画を制作する会社を探されていたのでしょうか。
飯島さん:そうですね。中高生は普段から動画やアニメに触れる機会が多い世代です。そのため、交通ルールを伝える手段として、漫画や動画を活用した方が伝わりやすいのではないかと考えていました。そんな中で展示会でフーモアさんにお声がけいただいたのが始まりでした。
フーモアを選んだ理由
フーモア:複数社を比較されたと伺いましたが、最終的にフーモアを選ばれた理由は何だったのでしょうか。
飯島さん:フーモアさんの制作実績の中に、自分たちがイメージしていた方向性に近い事例が複数あり、「これなら学生にも見てもらえそうだ」と感じられたことが決め手の一つでした。
また、提案内容が非常に分かりやすかったことも大きかったですね。こちらがざっくりとした要望を伝えただけで、アニメーション、ホワイトボード動画、シンプルアニメの3パターンを提案いただき、それぞれのメリット・デメリットも丁寧に説明してもらいました。レスポンスも非常に早く、提案内容にも納得感があったため、そのままお願いすることにしました。
絵柄の違う漫画動画の検証

飯島さん:今回、絵柄の異なる3パターンの漫画動画を制作し、どの表現が最も効果的なのか検証を行いました。
- シンプルタッチ
- アニメタッチ
- ホワイトボード動画
これら3つのテイストも、フーモアさんからご提案いただいたものです。それぞれ全く異なるテイストなので、絵柄ごとのメリット・デメリットや動画の尺、構成についてもいろいろと協議させていただきました。
フーモア:ホワイトボード動画は、描いていく過程を見せることで内容理解が深まりやすい一方で、通常の漫画動画と比べるとどうしても尺が長くなってしまうという特徴があります。その点も含めてご説明させていただきました。
飯島さん:はい。各絵柄のメリット・デメリットを丁寧に説明していただいたので、私たちも納得したうえで検討を進めることができました。第2弾以降の動画制作において絵柄を選定する際も、とても参考になりました。
フーモア:3つの動画を制作した結果、第2弾、第3弾ではシンプルタッチが継続採用されましたが、その理由を教えてください。
飯島さん:アニメタッチとホワイトボード動画はNG行動を中心に伝える構成でしたが、シンプルタッチは正しいルールを分かりやすく伝える構成になっていました。
アンケート結果ではシンプルタッチとアニメタッチの評価が高かったのですが、交通ルールを正しく理解してもらうという目的を考えると、シンプルタッチの方が適しているという判断になりました。そのため、第2弾以降も同じシンプルタッチのテイストで制作をお願いすることになりました。
漫画動画の活用シーンと効果
飯島さん:第1弾の動画は、県が主催しているサイクルサミットで活用したほか、私たちが高校へ伺って講習を行う際の資料にも動画の案内を入れました。文字ばかりでルールを説明しても飽きられてしまうため、漫画動画にすることで生徒たちにも見てもらいやすくなったと思います。
また、動画の2次元コードを印刷したクリアファイルを3万枚制作し配布しています。講習の中でスライドに入れて説明することもありますが、時間が限られているため、すべてを伝えきることは難しいのが実情です。そのため、「短い動画なので、自宅で家族と一緒に見てください」とお伝えして配布しています。

飯島さん:今回制作した漫画動画は短いので、気軽に交通安全を学べる内容になったと思います。気になる部分があれば都度見返せる点も漫画動画の魅力ですし、とっつきやすく学べるコンテンツになりました。実際、学校の先生方からも、動画が長いと見るハードルが上がってしまうため、短い動画は活用しやすいというお話をいただいています。
フーモア:動画の尺を短くしたいという思いは御社側にも強くあったと思いますので、学校現場の需要とマッチできてよかったです。
飯島さん:そうですね。動画の尺にはこだわりました。コマ割りの秒数も協議しましたが、文字がある部分は切り替えが早すぎると読めないため、調整が大変でした。ただ、生徒向けに制作したので、多少展開が早くても問題なく見てもらえています。逆に高齢者向けに流した際は、「少し早すぎる」というお声もありました(笑)。
フーモア:動画の視聴層によって、展開の早さは調整する必要がありますね。
飯島さん:そうですね。ほかにも、自転車の展示会や店舗向けの展示会でチラシを配布しました。啓発活動は自分たちだけでは限界があるため、販売店様にも啓発していただけるように資料をお配りしています。同時に会場で動画も流していたので、動画をきっかけにお客さまへ声をかけやすくなったと感じています。
漫画動画のメリット

飯島さん:漫画動画は、長く使い続けられる点が大きなメリットだと感じています。実写の場合、内容に変更があった際に使いづらくなったり、芸能人などを起用すると使用期間が定められたりすることがあります。その点、漫画動画はそうした制約を気にせず活用できるので助かりました。
フーモア:弊社は二次利用無料でご提供しているため、動画だけでなく、チラシやクリアファイルへの展開、講習や展示会での使用など幅広い場面で活用いただけましたので、その点でも使い勝手の良さを感じていただけたのではないかと思います。
飯島さん:そうですね。社内で新しい活用案が出たときも、二次利用が無料だと許可取りや申請の手間がなく、展開しやすかったです。細かい調整にも対応いただけたので、とても助かりました。
第2弾_保護者向け漫画動画
飯島さん:私たちは、世の中の悩み事やトレンドに沿って啓発テーマを選定しています。第1弾は高校生向けでしたが、第2弾では、自転車で園児を送迎する保護者の方に向けて、自転車ルールの啓発をテーマにしました。
今回は、園児の自転車送迎が多い地区で、保護者向けに交通ルールを伝えることを目的として制作しています。朝の通園時間帯は交通量が多く、時間に追われながら送迎している方も少なくありません。そういった方々に向けて、自転車利用時に気をつけてほしいポイントを伝えられる内容にまとめました。
活用方法としては、園にチラシをお渡ししたほか、「自転車を活用したまちづくりを推進する 全国市区町村長の会」のネットワークにも動画データを共有しましたので、さまざまな場面で活用されています。
フーモア:全国の幅広い場所で活用いただいているのですね。漫画動画が交通安全の啓発活動をサポートできているようで、大変うれしく思います。
第3弾_青色切符啓発漫画動画
飯島さん:第3弾では、青色切符について解説する漫画動画を制作しました。
学生に向けた講習では、「ルールは知っているけれど、そのルールをもとにどう行動へ移すか」という点を伝える必要があります。ただ、口頭で説明するだけでは、十分に伝わりきらない部分もありました。その点、動画であれば見せるだけで要点を伝えられるため、講習会を運営する上でも大きな負担軽減につながりました。文字や説明だけでは聞いている側も飽きてしまいますが、動きのある漫画動画は非常に効果的でした。
交通事故を減らすという大きなテーマでは、どの施策がどれだけ効果的だったかを計測するのは非常に難しいです。ただ、こうした啓発活動は、じわじわと効果が出てくるものだと感じています。
フーモア:正しいルールを分かりやすく伝え続ける手段として、今回の漫画動画が少しでも啓発活動のお役に立てていればうれしく思います。
漫画動画制作の感想

飯島さん:イラストレーターさんも自転車の構造に詳しいわけではないと思うので、自転車部品の抜け漏れやガードレールや標識の位置の間違いなどは細かくチェックさせていただきました。交通安全ルールの啓発がテーマであり、間違った内容を出すわけにはいかないため、いろいろとお願いすることも多かったと思います。
フーモア:自転車の構造など専門的な部分について、さまざまなご確認とサポートをいただきありがとうございました。ご指示が非常に的確だったため、弊社としても大変助かりました。
飯島さん:一方で漫画動画シリーズとしてトンマナを整えていく中で、私たちは配色のプロではないため、どのような色にすればよいか分からない部分もありました。そうした点について、いろいろとご提案いただけたのは助かりました。
フーモア:今回、動画の絵柄やカラーバリエーションも含めて弊社からご提案させていただきましたが、ご満足いただけたようで安心いたしました。
飯島さん:はい。世代に合わせた色のご提案や、参考になる事例も出してくださったので、判断しやすかったです。また、細かな修正指示にもすぐ対応していただき、短納期の中でも丁寧に調整いただけて助かりました。
フーモア:交通安全ルールを正しく伝えるためには、専門的な情報の正確性と、視聴者に分かりやすく届ける表現の両方が必要だと感じています。今回、飯島さんにも細部までご確認いただきながら進められたことで、啓発動画としての分かりやすさと正確性を両立できたのではないかと思います。
本日は貴重なお話をありがとうございました。




