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展示会のパンフレット作成で失敗しない為にすべきこと!

展示会のパンフレット作成で失敗しない為にすべきこと!
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展示会におけるパンフレットは、見込み客に対して自社の商品やサービスを効果的に伝えるための重要なツールです。展示会で成果を出すためには、ターゲット設定や内容設計、デザインに至るまで戦略的に取り組む必要があります。本記事では、展示会におけるパンフレットの役割や作成手順、成功のためのポイントについて解説します。

展示会におけるパンフレットは、見込み客に対して自社の商品やサービスを効果的に伝えるための重要なツールです。展示会の出展経験が浅い、効果測定ができていない、そもそも作り方がわからないなどの理由で、パンフレットの完成度が低い企業も多く見受けられます。せっかくの新規顧客獲得のチャンスを無駄にしてしまうケースも少なくありません。

失敗を防ぐには、明確なターゲット設定、目的に沿った内容設計そして視覚的に伝わるデザインが不可欠です。

まず、「誰に」「何を伝えたいのか」を明確にしましょう。そのうえで、情報を詰め込みすぎず、ポイントを絞ることが重要です。また、パンフレットを配布するタイミングや方法も成果に直結するため、戦略的に考える必要があります。

展示会の目的とパンフレットの存在意義

展示会には企業ごとにさまざまな目的があり、それを達成するためのツールとしてパンフレットが活用されます。まずは、展示会の目的を明確にし、パンフレットの存在意義を理解することで、展示会の成果を最大化しましょう。

展示会の目的

展示会の主な目的は、「新規顧客の獲得」「既存顧客との関係強化」「自社ブランドや製品の認知拡大」などが挙げられます。企業にとって、展示会はターゲットに対してリアルな場で直接アプローチできる貴重な機会です。短時間で多くの来場者と接点を持てるため、営業活動の効率を高める手段としても重宝されています。

パンフレットの存在意義

展示会では来場者が多数のブースを見て回るため、限られた時間の中で自社の印象を残すことが非常に重要です。ここで力を発揮するのが「パンフレット」です。

パンフレットは、来場者に視覚を通じて効率的に情報を伝えることができます。口頭で伝えきれなかった情報を補完し、展示会終了後も手元に残る「営業マンの分身」のような存在です。

展示会では「興味はあるけど、その場では詳しく話せなかった」という来場者も多く見られます。だからこそ、持ち帰り用の資料として、魅力的かつ分かりやすいパンフレットを用意し「印象を残す」ことが、成約への第一歩となります。

つまり、展示会が終わったあとでもパンフレットが手元に残っていれば、見込み顧客との接点を継続して持ち続けることが可能になります。

つまり、展示会の成果を最大化するには、単にブースに出展するだけでなく、「効率的に情報を伝える」「情報を残す」「興味を継続させる」段としてパンフレットを活用することが欠かせません。

また、パンフレットは営業ツールとしても活用でき、展示会後のフォローアップや商談の際にも役立ちます。すなわち、一度きりの資料ではなく、中長期的な営業活動を支える重要な存在なのです。

展示会で配布した漫画パンフレット事例

展示会のパンフレットに漫画を取り入れることで、印象を残すことができます。漫画には「目を引く」「わかりやすい」「記憶に残る」といった特性があり、忙しい来場者にも直感的にメッセージを届けやすくなります。

展示会のパンフレットの作成手順

展示会のパンフレットは、来場者に自社の魅力を伝え、興味を持ってもらうための重要なツールです。以下に、展示会パンフレット作成の手順を、より詳しく・わかりやすく解説します。

① 目的の明確化:まず、「このパンフレットで何を達成したいのか」を明確に

なぜ必要か?
パンフレットの目的が不明確だと、何を載せるべきかがぶれてしまい、読み手に伝わりづらい内容になってしまいます。「どんなアクションを促したいか(例:問い合わせ・資料請求)」を決めることで、メッセージや構成を的確に作ることができます。

  • 来場者に商品・サービスを認知してもらいたいのか?
  • 企業イメージを印象づけたいのか?
  • 商談や問い合わせにつなげたいのか?

明確な目的があれば、それに応じた内容・構成・デザインの方向性も自然と定まってきます。

② ターゲットの明確化:次に、「誰に向けた資料なのか」を具体的にイメージ

なぜ必要か?
ターゲットを具体的に設定することで、「その人に響く言葉や情報」を選びやすくなります。
経営者と現場担当者では知りたい情報や視点が異なるため、ターゲット次第で伝え方を変える必要があります。

  • 展示会の来場者の業種・職種・役職
  • 初対面か、すでにある程度の関係性があるか
  • 技術者向けか、経営者向けか

たとえば、経営者向けであれば「メリットや導入効果」を重視し、技術者向けであれば「機能やスペック詳細」を丁寧に伝える必要があります。

③ パンフレットの構成・内容の設計:ターゲットと目的に合わせて、必要な情報を整理

なぜ必要か?
展示会では多くの企業が参加し、パンフレットも大量に配布されます。
その中で「必要な情報がすぐに把握できる」「構成がわかりやすい」パンフレットは、読み手の印象や理解度に大きく影響します。読んでもらえなければ、どれだけデザインが良くても意味がありません。

  1. 表紙
     ・キャッチコピー(来場者の興味を引く)
     ・製品写真またはイメージ画像
     ・ロゴ・会社名
  2. 企業紹介
     ・ミッション・ビジョン
     ・実績や受賞歴など、信頼性を示す情報
  3. 製品・サービス紹介
     ・特徴、強み、他社との違い
     ・使用事例・導入事例
     ・数値データや比較表があると効果的
  4. お問い合わせ情報
     ・担当者名、電話番号、メールアドレス、QRコードなど
  5. 裏表紙
     ・会社所在地
     ・SNSリンク
     ・ウェブサイトURL など

④ デザインとレイアウトの工夫:パンフレットは「見た目」が重要

なぜ必要か?
人はまず“見た目”で印象を受け取ります。読みやすく整理され、視覚的に魅力が伝わるデザインでなければ、中身を読む前に離脱されてしまいます。
また、ブランドの一貫性を保つことは信頼感にもつながります。プロっぽさ・清潔感・親しみやすさなど、企業イメージを視覚的に演出できる場でもあります。

  • ブランドカラーやロゴを効果的に使用し、統一感を出す
  • 写真や図表で視覚的に伝える
  • 情報は整理してレイアウト(余白や見出しを活用)
  • 文字サイズ・フォントは読みやすく
  • 強調したい部分は色や囲みで目立たせる

誰が見ても3秒で内容がつかめる」ようなデザインが理想です。

⑤ 印刷前のチェック:印刷前に必ず誤字・脱字、内容の誤り確認

なぜ必要か?
展示会は企業の「顔」を直接見せる貴重な機会です。そこに誤字脱字や情報ミスがあると、「この会社は細部に注意を払っていない」と思われ、信頼感を損ねかねません。
一度印刷してしまうと修正がきかないため、最終チェックは極めて重要です。名刺と同じくらい慎重に扱うべき資料といえるでしょう。

  • 会社名、電話番号、メールアドレスが正確か
  • 写真や図の画質が粗くないか
  • 掲載されている情報が最新かどうか
  • 社内の別メンバーにも校正を依頼して確認する

展示会パンフレットの作成費用

パンフレット作成費用の例:A4サイズ、8ページ、カラー印刷、500部の場合
ディレクション費用6万円、ページ構成・原稿作成8万円、デザイン15万円、印刷3万円=32万円。ちなみに、展示会出展費用は30万円~100万円ほどが一般的です。

項目内容備考
ディレクション費用59,800円〜(1カ月単位・ディレクター1名あたり)プロジェクト進行管理、打ち合わせ対応などを含む
ページ構成案・原稿作成費用10,000〜25,000円/1ページあたり原稿作成+ライティング:25,000円〜
ライティング(リライト):10,000円
パンフレットデザイン費用25,000円〜/1ページあたりページ数に応じて割引
印刷費用A4/8ページ/モノクロ
100部=11700円(1部あたり117円)
250部=14220円(1部あたり56.8円)
500部=18430円(1部あたり36.8円)
A4/8ページ/カラー
100部=14360円(1部あたり143.6円)
250部=56.8円(1部あたり83.5円)
500部=31740円(1部あたり63.4円)
サイズ、ページ、製本方法、紙種類、色など選択が可能。
※抗菌印刷(SIAA認証マーク)なども可能。

展示会のパンフレットで必須の項目

パンフレットは「その場で見られ、その後持ち帰っても活用される」資料です。だからこそ、“読みやすさ”と“行動につながる情報設計”が成功の鍵になります。

項目内容備考
表紙(タイトル・キャッチコピー)企業名、製品名、キャッチコピー、ロゴ、イメージ写真など第一印象で興味を引くための“顔”。数秒で「何の会社か」が伝わるようにする
製品・サービスの紹介特徴・用途・スペック・メリット・導入事例など来場者が最も知りたい情報。競合との差別化ポイントや利便性を明確に示す
ソリューション提案・活用シーンどんな課題を解決できるか、導入の効果、活用例など「自社にとってどんな価値があるか?」を具体的に想像してもらうため
会社概要会社名、所在地、設立年、代表者名、事業内容、主要取引先など信頼性の裏付けとして必要。安心感を持ってもらうための基本情報
実績・導入事例導入企業、事例のビフォーアフター、写真・データなど社会的証明(信頼できる企業が使っている)として有効。説得力が増す
強み・他社との違い独自の技術、対応力、サポート体制、コストパフォーマンスなど来場者の判断材料として重要。競合との比較を明確に
お問い合わせ情報担当部署、電話番号、メールアドレス、Webサイト、QRコードなど展示会後のフォローアップの起点となる。問い合わせや商談につなげる導線
行動喚起(CTA)「まずはお問い合わせください」「無料相談受付中」など次のアクションを促す一言。見た人に“行動”を起こさせるための誘導
展示会限定の情報キャンペーン、特典、割引、限定サービスなど「今この場でパンフレットを見る価値」が生まれ、反応率が高まる
裏表紙ロゴ、会社情報のまとめ、Web/SNS情報など最後まで見た人に自然に企業情報を残す。パンフレットとしての締めにもなる

まとめ

展示会におけるパンフレットは、来場者との重要な接点であり、商談へとつながる第一歩です。
ターゲットを意識した構成、視覚的に魅せるデザイン、そして分かりやすく簡潔な情報提示がカギとなります。

また、パンフレットに漫画を差し込むことで、視覚的な魅力や理解のしやすさが向上します。
実際に、漫画を展示会プロモーションに使用することで、商談化率が向上したというお喜びの声も多数いただいています。

展示会を予定している企業の皆様、ぜひご検討ください。

FAQ

Q

展示会でパンフレットが必要な理由は?

A

展示会でパンフレットが必要なのは、限られた時間の中で来場者に自社の魅力を効率的かつ視覚的に伝えられる「営業マンの分身」だからです。口頭説明で漏れた詳細を補い、展示後も手元に残ることで関心を持続させ、見込み客との接点を延長します。成約につなげるために、情報を残し、興味を継続させるツールとして不可欠です。

Q

展示会のパンフレットの制作の流れは?

A

①目的を定め(問い合わせ誘導・認知拡大など)、②ターゲットを具体化し(業種・役職・関心別に内容を最適化)、③表紙→企業紹介→製品特徴→事例→問い合わせの順で構成し、④ブランド統一した見やすいデザイン(余白・フォント・強調)を施し、⑤誤字・画質・最新情報を社内複数名で校正して印刷発注します。

Q

展示会のパンフレット作成で失敗しない為には?

A

明確なターゲットと目的を定め、伝えるべきポイントを絞ることで情報過多を防ぎます。配布タイミング・場所を戦略的に計画し、読み手視点の構成・デザインを徹底。校正と事前テストで誤りや読みづらさを潰し、成果を最大化しましょう。