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企業のビジョンを浸透させる漫画活用とは?

企業のビジョンを浸透させる漫画活用とは?

「あなたは会社のビジョンを知っていますか?」

そう質問して何%の社員が「はい」と答えられるのか…企業にとってはとても重要な問題です。

企業が継続的に成長するためには、数年先の状況とあり方を考えて経営をする必要があります。
社員が同じ未来を見据えて活動している状態を作るためには、企業の運用方針のようなものが存在し、それが維持され、共感され、行動を喚起させられるものであるかが重要です。

「ビジョン(vision)」には本来「将来の見通し」や「展望」といった意味があります。
企業におけるビジョンとは、企業の「あるべき姿」や「理想像」を明文化したものです。
ビジョンをしっかりと掲げている企業は、その企業として進むべき未来がはっきりしています。

ビジョンを掲げるメリットは?

ビジョンがしっかりと浸透することで企業には様々なメリットがあります。

①社員が行動する際の共通の指針になる

ビジョンがしっかりと浸透している場合、社員は行動に対する判断基準を自分の経験則だけではなく、ビジョンを基準にした判断をすることができます。

②組織の意見がまとまりやすくなる

ビジョンが浸透している組織は社員が同じ方角を向いているので、仲間意識が高まり、結束力も上がりやすくなります。
また、ビジョンは共通認識や共通言語として機能します。
これは、組織内でのコミュニケーションがビジョンを前提として行われているためです。
そのため、ビジョンがベースとなるインナーコミュニケーションにおいては社員の意見がまとまりやすくなります。

③社員のモチベーション向上

あるべき姿を提示している企業は社員の意欲を高めます。
企業のビジョンは社員に一体感をもたらし、モチベーションを向上させる役割を持つといえます。
これは「企業が実現しようとしている未来に対して社員が共感している状態」とも言い換えられます。そうすることで目の前にある業務への意味付けができるようになります。
社員個々人の中で「会社のビジョン実現のためにやらなければならない仕事」と理解することで目の前の仕事へのモチベーションが向上し、未来の実現に向けて一丸となって取り組むようになります。

ビジョン浸透までのプロセス

ビジョンは具体的にどのようにして企業内に浸透し、その過程で社員にどのような影響を与えるのでしょうか。そのプロセスについて解説します。

STEP1:認知・理解

経営理念や経営方針、ビジョンやミッションは多くの会社に当たり前のように存在し、さまざまな手段で社員に伝えられるため、おそらく大半の社員はその存在の認知はしているでしょう。
ですがそれだけではビジョンに対して関心を抱いていない状態といえます。
「知る」だけではなく「伝わる」ようにコミュニケーションする必要があります。
具体的には、ビジョンを現場の業務へと紐付けて説明し、「ビジョンは自分に関わるものだ」という社員1人1人の理解へとつなげます。

STEP2:共感

社員がビジョンに対して共感している状態においては、社員はビジョンを意識して行動しようという意思を持つようになります。
「共感」への過程がもっとも難しいものです。理解を共感へ変容させるためにはビジョンの重要性と魅力を伝える「ストーリー」作りが重要となります。

STEP3:実践

共感をしたあと、ビジョンにもとづいた行動を社員が行う段階です。
共感を得ることに成功し、社内に熱量だけがあっても、行動で実践できなければ意味がありません。うまく実践に移行できるよう、施策を打ったり評価制度に落とし込んだりすることが必要になります。

STEP4:定着化

ビジョンが企業風土として根付いている状態です。
表彰制度や採用基準など様々な場面で自然とビジョンが判断基準になります。

ビジョン浸透における漫画活用

ビジョンを浸透させるためにはプロセスの①②がうまくいかないことには実現はありません。
そこで「漫画」の出番です。

娯楽に近い漫画は「なんとなく見てみようかな」と行動のハードルが低くなり、認知のきっかけになります。
そして、なんとなくでも漫画を読むことで、漫画が持つ情報を理解しやすくなるという特性により、多くの社員がビジョンの内容を理解することができます。

ビジョンの認知や理解を目的とした「社内報」や「社内メルマガ」、「経営方針発表会」などのイベントを行っている企業は多くありますが、なかなか見てもらえない、イベント後のモチベーション向上が長続きしないという悩みがあります。
その悩みを漫画を活用することで解決することができます。

社内報や社内メルマガにビジョン理解のための漫画を掲載する、
イベントで漫画冊子を配布する、社内情報共有サイトでホワイトペーパーとして活用する等、活用方法は様々です。

さらに漫画は疑似体験をしやすいという特性があります。この疑似体験の効果で「共感」をつくりだします。

漫画を読み疑似体験をしている時、読み手は自分が漫画の登場人物だったらと想像している状態です。
想像することで自分の仕事とビジョンを結び付けて考えるということを経験します。
さらに、漫画のストーリーでビジョンが浸透した組織の素晴らしさを知ることで、自分の仕事と結び付けたビジョンへの共感がしやすくなり、そのあとの行動のきっかけになります。

まとめ

ビジョンは、組織内に浸透していない状態ではなんの意味もメリットも発揮することができません。
ビジョンを浸透させるためには、いかに社員にわかりやすく共感できる形で伝えることができるかが重要になります。

ビジョンが社内で十分に浸透しているといまいち感じられず、新しい施策をご検討でしたらぜひ一度漫画を活用してみるのはいかがでしょうか。